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寝返りができるようにリハビリを行ってみた 臨床編6  リハビリスタッフがみる,脳卒中(脳出血・脳梗塞など)後の回復期病院へ入院後の生活

寝返りに対してセラピストはどのように観てどのように対応していけばいいのか。 

 ねがえり5

 ちょこちょこ雨が降り涼しくなったり暑くなったりを繰り返す今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。脳卒中リハビリルームです。


 今回が寝返りの最終回になります。


前回は以下を参照してもらえれば幸いです。

 その1 http://nounoreha.blog.fc2.com/blog-entry-25.html


 その2 http://nounoreha.blog.fc2.com/blog-entry-26.html


 その3 http://nounoreha.blog.fc2.com/blog-entry-27.html


 その4 http://nounoreha.blog.fc2.com/blog-entry-28.html


 その5 http://nounoreha.blog.fc2.com/blog-entry-29.html


 テーマは分析からリハビリ編です。


  


 前回の症例ような方たちは、動作時の身体への注意が手や足部、後頭部など四肢の末梢と後頭部に集中します。


 動作時はその部位で体を支えているような形となっています。


 これは脳卒中により上肢の引っ張り動作、下肢の押し動作により背部筋が働きやすくなり、そこからの相反抑制により、両側性支配である体幹前面筋群の働きが悪くなります。


 そのことから、体幹や腕、下肢は支持基底面として機能しづらい状態であると仮説を立てました。


 リハビリとしては、背臥位で臀部や腰背部にスポンジ、あるいは板を入れて違いが分かるかどうかというものを行いました。体幹を認識させるためにです。


 行い始めは板を臀部に入れてもスポンジが入っていると答えたりしていました。


 スポンジを入れると、何も入っていないと答えることもありました。


 そこで、手掌にも同じように行ったり、行う前に板だとどのように感じるか、またスポンジだとどのような感じがしそうかを予測してもらってから、再度体幹でも行いました。


 そうすると、腰背部や臀部でも違いが分かるようになり、板とスポンジの違いがわかるようになりました。スポンジ同士でも硬さの違いが分かるようになりました。


 この状態で寝返りをしてみて、と指示をすると90%程度行えるようになりました。


 残りは10%は大腿の外側が多少ベッドから浮いていました。また本人はまだ側臥位ではないと言っていました。


 そこで大腿の外側と上肢にも同じように行っていったところ、側臥位までなれるようになりました。


 ここまででだいたい30-40分程度かかりました。


 上下肢の過剰な力が抜けることで脊柱の柔軟性を伴った動きが出てきます。

 

 それにより端座位や立位のバランスに繋がると考えられます。


 この方も、この後のベッドと車椅子の移乗動作ではスムーズな立ち上がりから転回動作が出来ました。


 寝返りをみていくことでその後の抗重力位での動作の予測ができます。


 寝返りが分かることで患者の見え方が変わってくるので、時々は気にかけてもいいかもしれません。


 寝返りの仕方を変えるだけで、頻尿や不眠、就寝後に目を覚ます、腰痛、肩こり、便秘、動作時の目まい、歩幅の減少、歩隔の拡大、バランスの低下、可動域の減少、筋力の低下などに対応できる可能性があります。


 読んでみていかがでしたでしょうか。

 

 ご意見ご感想などあればコメントまでお願いいたします。


 脳卒中リハビリテーションでした。


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脳卒中リハビリルーム

Author:脳卒中リハビリルーム
身体が変われば心が変わり、そして世界の見え方が変わっていきます。自分のやりたいことを自分で実行ができるようになりたくないですか。脳梗塞・脳出血などの後遺症に対して、学びのあるリハビリによって何年経っていても身体は確実に変わります。歩きづらさや手足の動き、痛みやしびれなど脳卒中の後遺症に対して自分の身体を知ることが解決の糸口となります。
さいたま市浦和区で理学療法士が保険外でリハビリを提供しています、脳出血リハビリルームと申します。
当施設でのリハビリは痛い・辛いということはなく、楽しく・笑顔で行えることを大事にしています。
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代表:武藤克俊
当施設では認知神経リハビリテーションの考え方で行っています。

詳しくは認知神経リハビリテーション学会のホームページをご参照いただければ幸いです。

https://ctejapan.com/ncr/ncr.html

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