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脳卒中後片麻痺の起き上がりについて臨床の経験より 脳卒中(脳出血・脳梗塞など)後の回復期病院へ入院後の生活

 臨床編 起き上がり 脳卒中後の片麻痺の方

起き上がった 

 こんにちは!脳卒中リハビリルームです。

 起き上がりは以前もありましたが、今回は脳卒中(脳梗塞・脳出血)患者の症例の経験からお伝えします。




 症例は脳梗塞による右片麻痺で、右上下肢のBr.sはⅢ、意思疎通は可能です。

 起き上がり時に眩暈がするということでした。


リハビリの介入


 起き上がりはどのような方でも側臥位からがいいと考えています。


 腰痛になる方はたいていが背臥位から行っているからです。

 それと、側臥位からの起き上がりを習得することにより、その後の立ち上がりや歩行動作へつながるからです。


 側臥位になるための寝返りは体幹部、特に肩甲帯・骨盤後面付近が分かることで効率よくできるようになりやすいです。


 この症例では、介入前は寝返りを左手で柵を引っ張り、左足部でベッドを押す、ブリッジ動作で行っていました。


 上記のように肩甲帯と骨盤付近の触圧覚の比較を行うことで、テンタクル動作で行うことができるようになりました。


 体幹とベッドの関係が分かることで効率よく動けるようになったのではと考えています。


 次に、側臥位からの起き上がりは、この症例は下肢をベッド端から降ろし、左手でベッド端を引っ張りながら、左膝屈曲位でベッドに引っ掛けて行っていました。


 まず効率がいいと言われる動作を徒手誘導(ハンドリング)にて行ってみました。


 姿勢は左側臥位。


 左肩は軽度屈曲、肘屈曲位で前腕はベッドに着いた状態です。


 下肢はベッド端からおろした状態です。


 方法は、セラピストは正面から右手を症例の頭の下から右肩甲帯付近にまわし、そこから左上肢に体重をのせるようにしました。セラピストの左手は右骨盤側面に当て、そこを支点として起き上がらせようとしました。


 この方法で下肢骨折の方だとするっと起きられる方が多いです。


 症例では支えてもらいたいと考えていた左上肢が前方へずるずるっと滑り、起き上がれませんでした。


 また「怖い」とあり、動作中は目をつぶっていました。


 そこで次のアプローチをしてみました。


 背臥位で非麻痺側である左上肢、前腕と上腕へ個別にスポンジを当てる。また同時に当てたりもして、感触は同じか違うか、位置はは同じか、体を支えるときはどんな感じがしそうか聞きながら行いました。


 はじめは分かりづらかったですが、自宅の布団の感じや入院中のベッドの感じなど、横になったことがあるところの感触を思い出しながら、気持ちのよさなども確認していくとだんだんと分かるようになってきました。


 次に側臥位でベッドと上肢の間にスポンジを当て、本人にスポンジをつぶしてもらいながら感触の違いや体を支えやすいのはどの硬さのスポンジか聞きながら行いました。


 これもはじめは分かりづらかったが、上記のように確認させると分かるようになってきて、上腕での支持ができるようになり、頸部の筋緊張が適切化されてきた。


 ここでハンドリングで起き上がりを試してみた。左上肢は前方へ滑るようなことはなくなりました。しかし、自力で行わせると肘でベッドを押すように行っていました。


 これまで症例は手とふくらはぎの、点での支えで行っていました。


 上記のアプローチにより上半身は左上肢で支えられるようになりました。


 しかし下半身が今まで通りだったので、下肢の過剰な努力から体幹の支持面が分かりづらくなり、それにより上肢でも過剰な努力がみらえるのではと考えました。


 そこで骨盤の側面に対して、上肢と同じようにアプローチしてみたところスムーズな動きで起き上がることが出来ました!


 症例も「楽にできた」とありました。


 支持基底面内で重心の移動が分かる、行えるということが大事です。


 それと、力を抜いても動けるという感覚を患者が分かるといいですね。


 それが分かることで、立ち上がりにもつながっていきます。


※こちらのイラストの介助方法はあまりいいとは言えません。

 気になられたはコメントまでお願いします。



 最後までお読みいただきありがとうございました。

 脳卒中リハビリルームでした。

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身体が変われば心が変わり、そして世界の見え方が変わっていきます。自分のやりたいことを自分で実行ができるようになりたくないですか。脳梗塞・脳出血などの後遺症に対して、学びのあるリハビリによって何年経っていても身体は確実に変わります。歩きづらさや手足の動き、痛みやしびれなど脳卒中の後遺症に対して自分の身体を知ることが解決の糸口となります。
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