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片麻痺や高次脳機能障害など脳卒中の後遺症が良くならない3つの理由 脳卒中リハビリルーム さいたま市浦和区で脳梗塞や脳出血後のリハビリを提供しています

脳卒中後の後遺症がよくならないのには理由がある

片麻痺や高次機能障害など


 こんにちは、脳卒中リハビリルームです。

 脳卒中(脳梗塞や脳出血など)発症後から急性期病院、回復期病院とリハビリをしているのによくならないことあります。

 今回はそのことについてです。

 ではどうぞ!

リハビリをしているのに後遺症がよくならない3つの理由


・1つ目:機能解離

相澤_LI 

 機能解離とは人体のいずれかの部位が何らかの要因により損傷を受けた時、そこと関連する部位が解剖学的には正常にも関わらず機能を一時的に停止させることと定義される。
 
 通常では時間が経つに従い回復がみられるが、長期的に残存するケースがみられる。
参照:自己の身体への気づき~機能解離を考慮して~ 小鶴誠,筒井裕介 第29回九州理学療法士・作業療法士合同学会 

 例えば最寄り駅が壊滅したとすれば、その駅と直結する隣の駅が機能しなくなる、という状態をイメージしてもらえればいいと思います。

 機能解離には4パターンがありますが、ここでは割愛します。

 この機能解離からの回復を阻害している可能性があるのは、過剰な負荷がかかるようなリハビリといわれています。

 急性期病院での早期離床がこれに当たるかもしれません。

 もちろん早期離床がいい場合もあると思います。

 どの程度の負荷がいいのかは個人個人で異なりますが、意識があいまいな状態での立ち上がり練習や歩行練習はもしかしたら負荷が高すぎる訓練かもしれません。


・2つ目:半球間抑制


 通常、両側の大脳半球は脳梁を介して相互に抑制し合い、均等に働けるように調整し合っています。

 脳卒中などにより大脳半球が損傷を受けると、損傷を受けていない大脳半球からの抑制が強まり、損傷を受けた大脳半球の活動性は低下します。

 さらに、動かない麻痺側を代償するように非麻痺側のみで動こうとすると、損傷を受けた大脳半球への抑制はより強くなり、損傷を受けた大脳半球の活動性は低下します。

参照:脳卒中リハビリのお勉強https://sukecchi2003.blogspot.com/2015/02/blog-post_18.html

 例えば、右麻痺になったとします。その時に左側の動かしやすい方だけで起居動作や日常生活動作を送っていると、右側の体は動きがどんどん落ちていくよ、ということです。

 画像にあるような、麻痺側上肢を三角巾で吊るしているとこのようになることがあるかもしれません。


・3つ目:回復期病院の入院期間の短縮


 現在の有名どころの回復期リハビリテーション病院では、入院期間の目安を90日としています。

 短いところでは75日としているところもあります。

 回復期リハビリテーション病院の入院期間は150日、高次脳機能障害の診断がつけば180日まで可能です。

 それではなぜ90日なのか。

 それは診療報酬が、入院期間が短いほど上がるからです。

 その入院期間でFIM(機能的自立度評価表)の向上を目指していきます。

 これがリハビリの現場では何を意味するのか。
   
 そうです、片麻痺の回復を目指すより、日常生活動作の訓練を行ってFIMの点数向上を狙います。

 片麻痺に対して何もしないわけではありませんが、それよりも動く側の上下肢でどのように日常生活動作を送れるかに焦点が合わされています。

 
 まとめ
3つのポイント
機能解離 半球間抑制 入院期間の短縮

これらを考慮に入れていないリハビリテーションでは片麻痺や高次脳機能障害の改善は難しいかもしれません。

 回復期リハビリテーション病院は、自分の先輩PTもディスることがありますが、なんとかがんばって少しでも良い状態で自宅に戻れるようにしてもらえればと思っています。


今回は脳卒中(脳梗塞や脳出血)による片麻痺や高次脳機能障害がよくならない3つの理由としてお送りしました。
そのうちよくなるための3つの理由もできればと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
脳卒中リハビリルームでした(^∇^)ノ




 

  















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Author:脳卒中リハビリルーム
身体が変われば心が変わり、そして世界の見え方が変わっていきます。自分のやりたいことを自分で実行ができるようになりたくないですか。脳梗塞・脳出血などの後遺症に対して、学びのあるリハビリによって何年経っていても身体は確実に変わります。歩きづらさや手足の動き、痛みやしびれなど脳卒中の後遺症に対して自分の身体を知ることが解決の糸口となります。
さいたま市浦和区で理学療法士が保険外でリハビリを提供しています、脳出血リハビリルームと申します。
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