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行為間比較~認知神経リハビリテーションから行為間比較へ~ 脳卒中リハビリルーム さいたま市浦和区で脳梗塞や脳出血後のリハビリを提供しています

行為間比較CTAについて 認知神経リハビリテーションの新しい流れ

 先日、認知神経リハビリテーション東京勉強会にて平谷尚太先生が行為間比較について講義をしてくださったので、それをまとめてみました。
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認知神経理論

①行為の回復は、病的状態からの学習過程である。

②認知プロセス(知覚・注意・記憶・判断・言語・イメージ)の活性化。

③行為を身体と環境の相互作用としてみる。

 いままでの認知神経リハビリテーションでは、感覚運動レベルの改善はみられていたが、それが日常生活に汎化されないことがあったとのこと。

 つまり、伸張反射の亢進や放散反応に対しては効果があるが、日常生活動作には効果は薄いこともあったということらしいです。

 そして行為間比較というものが出てきました。

 これは過去の行為の表象を利用して、今まで客観的な認知だったのを主観的な認知にできないかということです。

 生活の中には物語があります。

 物語の文脈によっては同じ動作でも違った意味となることがあります。

 その物語の文脈から、さまざまな情動が生まれ、そこから過去の経験などを照らし合わせたりして、その人の表象ができあがる、ということでしょうか。

 例えば表面素材を行うのであれば、今まではどのような感じがするか、という質問が、過去にこのように感じたことはあるのか、という質問に変わるようです。

 応答がざらざらしているからあの時の砂浜の感じ、と変わるかもしれません。

 アノーキンの図を使用していました。知覚運動連環なども。

 認知運動量から行為間比較までの歴史のお話もありました。割愛します。

 フランシスコ・バレーラのお話も少しありました。

 
 訓練の再考として、現実への準備というものがあります。

 全ての場面において「行為としての訓練」と「セラピストが回復させようとしている行為」と「患者が損傷以前に正常に遂行していたある特定状況での行為」との関係性を考慮する、とあります。

 関連性とは、訓練と行為の間には共通の「何が」あるのか、ということです。

 関連性の探索として患者は
 ・なぜ私にこの訓練を行わせているのか。
 ・何を教えようとしてくれているのか。
 ・何に注意しなければいけないのか。
 ・何を学ばなければならないのか。

 知る(認知)ため、自覚するため、学習するために重要なこととして、行為と訓練の共通しているところと違うところを対話から確認していくことが求められます。

 
 比較される行為に含まれる3つの要素
 ・複合性:行為における対象との志向的関係性、準備、予測を含んだ側面。
 ・全体性:行為の感覚的・認知的・現象学的」(情動的)要素を含んだ側面。
 ・拡張性:ある部位が他部位と関係性を持つという側面。
      欲求・情動・記憶を含めた多感覚的な関係性を持つという側面。
 

 
 認知神経リハビリテーションにおける新たな仮説
 複合性・全体性・拡張性という側面を持つ「訓練としての行為」と、同じく複合性・全体性・拡張性という側面を持つ「回復しようとする現実の行為」との間にある関連性(つながり・テーマ)の探索と比較(類推・差異)のプロセスを経ることによって、患者の学習の汎化の問題や自律性の問題を乗り越えていくこと出来るのではないか。


 こんな感じでまとめてみました。

 行為間比較での臨床を考えた時、まずは発症以前の趣味や嗜好、家族などの背景から、訓練の際に情動を喚起させるような質問の仕方ができればいいのかなと考えています。

 文章にしたら簡単そうですね。がんばります。

 図が多かったので、文章では分かりづらいことがあるかもしれません。
 
 気になることがあれば地域の勉強会に参加して、講師の方に聞いてみてください。

 最後までお読みいただきありがとうございました。
 脳卒中リハビリルームでした( ̄^ ̄)ゞ









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