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歩行の観察と訓練 認知神経リハビリテーション 脳卒中リハビリルーム さいたま市浦和区で脳梗塞や脳出血後のリハビリを提供しています

歩行の観察と訓練 千葉認知神経リハビリテーション研究会より


 こんにちは、脳卒中リハビリルームです。

 今回の復習は、平成30年9月9日に行われた千葉認知神経リハビリテーション研究会の定例勉強会より、歩行の観察と訓練です。

今回の目標として、
・片麻痺歩行の特徴とその観察

・認知神経リハビリテーションにおける治療までの流れを知ってもらうこと

・歩行の支持期に関しての介入をみんなができること

これらを挙げています。

認知神経リハビリテーションのよいところ


・運動学習を前提とした、学習要点の設定の工夫。

・どこなら分かりそうか。

・脳卒中(脳梗塞や脳出血など)などでは「えっ?!」というような認知をしている人も。

・自分で調整ができれば自主トレが行える。

・道具を使用することで動き方の調整につながる基準が分かりやすい。

・移動距離を示す目盛、圧力を規定するスポンジなどを使用する。

観察の仕方


・まずはあたりをつける

・外部観察

・内部観察

・どんな訓練課題が良いか検討

あたりをつける


・疾患情報・基礎評価から大まかに可能性を想定する。

・運動能力、高次脳機能、認知機能を想定する。

外部観察


・正常歩行との違いをみる。

・運動学的に改善したい要素をみる

内部観察


・外部観察、言語記述、評価的訓練より、外部観察の背景を仮説立てる。

・どういう感じで歩いているのか、どういった部分が本人は分かりやすいのか。

治療課題へ


・本院が分かりやすいところを利用して、どのような改善が望めそうか。

・治療課題の実施と再考。

歩行のコンポーネントと機能的意義

教科書的なものなので割愛します。

脳卒中後遺症による片麻痺患者の歩行の特徴


・健側上肢で体を支えなければならない場合が多い。

・遊脚期に骨盤を挙上する。

・下肢を細分化することができない。

・床面への足部のアプローチを踵から行うことができないケースが多い。

・足を持ち上げるために股関節、あるいは膝で運動の動員を行うことがある。

・荷重期において脛骨の上に体全体をのせることができない。

・特徴的な運動の異常要素が観察されることが多い。

・その結果として、流動性に欠け粗大な歩行であったり、適応性が低い、疲れやすい、可変性に乏しい、不安定である、スピードが遅い、視覚による確認を行うといった歩行の特徴となる。

外部観察から内部観察へつなげていく


自分の動きに気にしてもらったときに、どのような言語記述がみられるか。

今回の症例では、「足が浮いている」という記述がみられる。

ここから、体のどの部分であれば調整が容易で、上手く使えるところを探していく。

外部観察より、
・足底が浮い状態の支持期である→足底は分からなさそう。

・振り出しは引っかからない→足の長さは分かりそう。

・振り出しで膝が伸びない→膝の調整は苦手か、股関節の方が分かりそう。

得意そうな部分はリハで利用できる可能性がある。
           ↓
効果的に教えることで、動作方法も変わる。

ひょっとすると……


・支え方が分からなくてエラーがあるかもしれない(非麻痺側においても)。

・下肢のまっすぐという感じにずれがみられていた。
→「まっすぐ」がはっきりすれば改善できる可能性があると仮説を立てられる。

実技として傾斜板

傾斜板 
・対象者は座位で閉眼。

・傾斜板を前額面正中に置く。

・他動的に足部を動かして場所を問う。

・動かすときは足底を滑らせるように行う。

傾斜板はどのように行うのか


・ターゲットにする下肢に対して行う。

・麻痺側へ介入する場合は、ルールを知ってもらうために非麻痺側から行うこともある。

・回答が合っているかどうか、伝えてあげる。

・間違っていたら、勘違いした位置を体験させたり、どうして間違えたのか理由を聞いてみる。

傾斜板は実際にどうやるのか

傾斜板2 
・目的に合った移動のさせ方をする。

・「支持を教えたい」、このような時は膝の真下に踵があることが分かるようにしていく。

・この位置を0として、前を1、後ろを-1とした時、0を起点として本人に場所を聞きながら動かしていく。

・0が分かったら、支持の時にどの位置が良さそうか確認してみる。

・「身体を支えるときどの位置がやりやすそうですか」行為との関連付けをしていく。

・歩きながら確認してみる。

傾斜板のワンポイント


・姿勢にも着目しておく。

・片麻痺の方の座位はどのような感じでしょうか。

傾斜板がない時はどうするのか


・床にテープを貼って、適度な目盛を書いてみましょう→あらっ、傾斜板っぽいのが床に出現!
 
・板をもってきて、目盛を入れてみましょう。そして傾斜をつけるために板と床の間に何かを入れてみましょう。ほら、傾斜板に!


以上で報告を終了します。

認知神経リハビリテーションについて、興味を覚えてもらえたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
脳卒中リハビリルームでした(○・_ゝ・○)ノ













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当施設では認知神経リハビリテーションの考え方で行っています。

詳しくは認知神経リハビリテーション学会のホームページをご参照いただければ幸いです。

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