脳梗塞や脳出血などの感覚障害から感覚が戻るときは痛みが伴う?
こんにちは、脳卒中リハビリルームです。
脳梗塞や脳出血などの脳卒中による感覚障害から、感覚が戻るときに痛みが伴うことは悪いことではない、というものをネットでみかけました。
さまざまな意見がこれにはあるかもしれませんが、自分は痛みはよくないものとして認識しています。
理由としては、
1.痛覚と触覚や圧覚、識別覚の経路が違うこと。
2.感覚が知覚されたときに、痛みがあるときとないときで脳の活性化される場所に違いがある。
3.痛い、という経験自体がよくないもの。負の感情を引き起こしやすい。
自分が学んでいる認知神経リハビリテーションでは、痛みは身体に入ってきた刺激情報が知覚として認識が上手くできないことによるものの結果として出現する、とされています。
でも、わたしの受けているリハビリは痛いよ、と思っているあなた。
それはリハビリを行う前に説明されていますか。
いくつかリハビリ案を出されたうえであなた自身がそれを選ばれましたか。
そうですね、なかなかこのような説明はされないかもしれません。
いくつかのリハビリの選択肢を提示されるということは少ないかもしれません。
またいくつかリハビリ案を提示されても、どれがいいのか悩んでしまうかもしれません。
メリット、デメリットを伝えてくれれば選べるかもしれませんね。
少なくとも自分がリハビリを受けることになったら痛いのは勘弁してほしいです。
私が痛いと叫んでいるのに、それを笑いながら受け流すセラピストなんて勘弁です。
実際にテレビでこのような場面を見かけたことがありました。
最後に。
痛みに対する主観はそれまでの経験で成り立つもので、一概に痛みは悪いものとはいえなくもないです。
ですが、生体にとって痛みは警告信号です。
それを重々承知した上で、痛みを出すリハビリを受けてもらえればと思います。
感覚の経路、脳の地図などはネットをご参照いただければ幸いです。
今回は感情的になってしまいましたが、痛みは避けるべきものと私は考えています。
痛みがなく、面白く楽しく身体が変わるリハビリを目指す、脳卒中リハビリルームでした。
最後までお読みいただきありがとうございました(^∇^)ノ
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